ソフトウエア開発に役立つマインドマップ チームからアイデアを引き出す図解・発想法 |平鍋 健児

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ソフトウエア開発に役立つマインドマップ チームからアイデアを引き出す図解・発想法ソフトウエア開発に役立つマインドマップ チームからアイデアを引き出す図解・発想法
平鍋 健児
日経BP社 刊
発売日 2007-05-31
価格:¥2,310(税込)
発送可能時期:通常24時間以内に発送
オススメ度:★★★


ソフトウェア開発において、マインドマップは「無構造」を「半構造」に変換するツールである 2007-10-12 仕事上の必要があって、マインドマップ関連の本を10冊程度あたった中の一冊。
ソフトウェア開発に限定したマインドマップの応用を試みている。

結論からいえば、システム開発もマインドマップも非常に深く理解をしている人の書いた本、という印象である。

たとえば、「マインドマップは(中略)「無構造」を「半構造」に変換するツール」(P31)という認識は本書で初めて出会った。ちなみに無構造な情報とは自然言語でかかれた文章などを指し、逆に構造化された情報とはフローチャートやER図のような設計図面を指す。マインドマップはこの両者を結び付けるのに有効である、という著者の主張はソフトウェア技術者にとっては納得感のある議論だ。

したがって、システム開発の現場でマインドマップが使えるのは、無構造から構造を導き出すような局面に限定されており、本書では、議事録、ブレインストーミング、要件の聞き取り、などの作例を上げている。またデザインパターンも慣用MECEのひとつとしてマインドマップで整理されており、テンプレートの非常によい作例となっている(カラーでないのが残念)。

BOIをMECEと結びつけた点は瞠目に値する。よく見るビジネス向けのテンプレートは物理的MECEに基づいており、単なる分類学でちっともマインドマップ的ではない。しかし本書で紹介しているテンプレートは慣用的MECEに基づいており、脳の思考に即した理解を促進する。本書のテンプレートは類書とは全く違うといっても過言ではない。

非常に簡潔にわかりやすく書かれてはいるが内容は大変に濃いので、きちんと理解するには事前の勉強が必要である。マインドマップのスタンダードな教科書を先に読むことをお勧めする。極めて優れたマインドマップの「応用編」である。
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この記事は2008/5/5に作成しました。