【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成25年 後期  人事・人材開発 2級)

【問題 13】
就業規則に転勤命令の遵守が定められており、広域に展開する支店・営業所を有し、多くの総合職社員に、実態として転居を伴う転勤を課している企業において、転勤命令を発する場合の記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 業務上の必要性が高い定期異動において、同居する老親の介護のため、やむなく転勤を拒否した男性総合職社員に代わり、同種の業務を担当する他の女性総合職社員に転勤命令を発した。

 この企業では、将来有望と目される総合職社員に対して、計画的に転勤命令を発しているが、これは課長に昇進する条件として、転勤経験要件を定めているからである。

 明確な理由なしに転勤命令を拒否した男性社員に対し、1箇月以上にわたり新職場での就労を受諾するように説得を続け、共働きの妻の転勤先での就職斡旋する等を行った結果、最終的には本人が受諾した。

 既婚で、大学生の子を持つ女性労働者に、定期異動により転勤を命じたところ、通勤時間が転勤前の30分から1時間に延びることになったが、これは労働者が通常甘受すべき程度の不利益であり、女性労働者に対する差別的取扱いには当たらないと判断した。

 労働力の適正配置、当該労働者の能力開発、業務運営の円滑化等の人事の活性化を企図した定期異動については、当該労働者が被る不利益との比較衡量によって判断されることから、その妥当性を確認したうえで、転勤対象者を選定している。




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