【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成25年 後期  経営戦略 2級)

【問題 34】
以下に示す<想定条件>を踏まえた場合、B社長が就任後にとった行動として適切なものの数は、次のうちどれか。

<想定条件>
1.A社は、創業40年を迎える従業員数100名の建設業者で、長年、主に大手建設業者の下請けや孫請を行ってきた。
2.結果として、従業員の給料も安く、仕事に誇りが持てないという問題があった。
3.一方、A社は、わずかながら一戸建て住宅の直接請負も行ってきた。
4.仕事は、地元顧客のものだけでなく、遠方の顧客からの依頼であっても、無理をして注文を受けていた。
5.前社長の退任に伴い、新しく社長にB氏が就任した。

<B社長就任後の行動>
① B社長は、前社長が築き上げてきたこれまでの経営方針を転換し、A社の事業を「おもてなし建設業」と再定義した。
② B社長は、これからは、さらに地域に根ざした建設業になりたいとの思いを込め、「地域のお客様の幸せな暮らしの場を創造することを通じて、お客様からずっと愛される誇り高き建設屋を目指します」という経営理念を掲げた。
③ B社長は、製品による差別化戦略を打ち出した。A社では、多少割高であっても、安心・安全な建材を使った家、健康に住める家を提供することに決めた。例えば、化学塗料や接着剤、その他の有害物質を使わず、昔ながらの自然素材を使った家である。
④ B社長は、サービスによる差別化も検討した。そこで、A社では、特に、家を建設している間のサービス、及び建設した後のサービスを充実させることにした。建設中に見学会を実施して、建設後には見えなくなる基礎部分、断熱材、耐震の状況等、見て理解を深めてもらう機会を設けた。家が完成した後には、家に不具合はないか、新たな要望はないかを聞くための定期訪問を行うことを決め、実施できる体制を整えた。
⑤ B社長は、地元の顧客にのみ特化することに決めた。おもてなしの充実を図ろうとすると、どうしても地元密着にせざるを得ないことから、地元の顧客以外からの注文は断ることを基本方針とした。

 1つ

 2つ

 3つ

 4つ

 5つ




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