【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成25年 後期  マーケティング 3級)

【問題 38】
消費者の価値観や意識の変化に伴う、流通環境の変化に関する記述として最も不適切なものは、次のうちどれか。

 消費者の食に対する安全・安心への関心の高まりの中、地元で生産したものを地元で消費する「地産地消」が進み、生産者と消費者との距離の短い流通経路が形成されている。この背景には、自治体などが、県産品の購入や活用する小売店を認定や登録する制度を導入し、小売店に対しプロモーションなどの支援をする取組がある。

 自然環境を保護する「エコロジー」への取組が日本でも一般的になり、消費者の生活に浸透している中で、これまで規格外などを理由に廃棄されていた生産物が見直され、商品化される動きが活発になっている。これに対する消費者の反応は、食育への関心も後押しして支持する傾向が高まっている。

 生活の質を高めようとする消費者の価値観の変化や、ファスト・フード店の海外進出により世界中で味の均一化が起こる中、地元食材や食に関する文化を見直す「スローフード」の広がりが見られる。このような状況の中、農産物を扱う産地直売所でも、全国各地から安全な農産物を仕入れて売上を伸ばしている。

 環境問題に対して消費者の意識向上が顕著化しているが、食料の輸入・輸送においては、輸送で配出されるCO2排出量を推計する「フード・マイレージ(環境マイレージ)」が注目されている。この取組は、一般消費者に留まらず、全国レベルで学校給食を地場産物で賄うなどの活動が進められている。




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