【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成25年 後期  営業 2級)

【問題 40】
以下は、著作権法に関する営業担当者Aと、その上司Bとの間の問答である。上司Bの質問に対する営業担当者Aの回答として不適切なものは、次のうちどれか。



 (上司B):
当社の開発したコンピュータプログラムの著作権法上の取扱いはどうなっているのかな。
(営業担当者A):
はい。著作権法上、「著作物」とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義されていますが、コンピュータプログラムも「プログラムの著作物」として著作権法上、保護されることが条文上で明記されています。

 (上司B):
仮に著作権が第三者によって侵害されている場合、著作権者は差止め請求をすることができるのかな。
(営業担当者A):
はい。著作権者には差止め請求権が認められることが、著作権法上で明記されています。

 (上司B):
著作権を登録して権利関係を公示することも必要な場合もあると思うが、コンピュータプログラムの登録制度なんて、存在するのかな。
(営業担当者A):
はい、あります。コンピュータプログラムの著作物の登録に関しては、財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC)という機関が、これを担当しています。

 (上司B):
著作権とは別に「著作者人格権」という権利があるということを聞いたが、「著作者人格権」にはどんな権利が含まれるのかな。
(営業担当者A):
はい。著作者人格権の内容としては、「公表権」「氏名表示権」及び「複製権」の3つがあります。

 (上司B):
著作権が、特許権等の産業財産権に含まれないのはどうしてなのかな。
(営業担当者A):
はい。特許権・商標権等の産業財産権は「産業の発達」等を目的としているのに対して、著作権は、創作された著作物に関し「著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与すること」を目的としていますので、両者は目的を異にするということがいえると思います。




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