【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  人事・人材開発 2級)

【問題 14】
表彰制度に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

 表彰とは、業績への顕著な貢献、模範的な勤務態度といった従業員の行為及び行為の結果に対して、会社の賞賛を明らかにし、金銭的又は非金銭的に報いることをいう。したがって従業員の業務に関連する行為のみをその対象とすることが望ましい。

 表彰の目的は、当該従業員の士気や労働意欲を高め、会社への信頼感や帰属意識を高めることにある。また表彰を通じて、他の従業員に規範となる行為や態度を具体的に示すことにもなる。ただし、企業の社会的イメージ向上を目的とすることは表彰の性格上からふさわしくない。

 表彰とは懲罰と対を成すものであり、組織運営上の基本である秩序維持を実現するための施策である。そのためにも、制度目的を明らかにし、制度と運用の透明性・公平性を確保しながら、制度の実効性を継続的に検証しなければならない。

 表彰は就業規則への相対的必要記載事項ではないが、表彰制度が存在するのであれば、その種類・程度を就業規則に明記することが望ましい。ただし、永年勤続表彰制度といった個別の表彰制度の具体的な内容は別途定めればよい。

 表彰制度の具体的な内容として、①具体的な表彰対象、②審査基準、③審査方法、④申請方法、⑤表彰内容、を定める必要がある。報奨を伴う表彰の場合は、会社の財務状況に応じてその金額を変更するなど、柔軟に運用することが有効である。




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