【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  人事・人材開発 2級)

【問題 31】
キャリア形成支援策に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 日本でもエンプロイアビリティの考え方が浸透し始めたが、そのような「社会に対して通用する説得力のある実力」を会社が支援するためには、従業員の自発的な能力開発に対する支援策を拡大し、キャリア・パスとキャリア・マップを従業員ごとに作成する等の取組が有効となる。

 ビジネスコーチングは、「傾聴」「承認」「質問」等の双方向型のコミュニケーションによって、対象者自身が自ら考え行動することによる成長を狙いとして実施される。

 キャリアの複線化は、従業員の高齢化、仕事観・キャリア観の多様化、個人生活の重視などを背景に、ゼネラリストとして管理職を目指すといった単線的なキャリア形成が見直され、従業員自らによるキャリア選択を可能にするものである。

 従業員の意向や希望に配慮し労働意欲の向上を図る施策として、自己申告制度、社内公募制度、社内FA制度、社内ベンチャー制度等がある。これらは、「能力的には多少不足していても、本人の好きな仕事であれば期待以上の能力を発揮する」という行動科学による示唆に加え、成果主義の影響もある。

 選択型研修制度は、複数の研修メニューの中から必要な研修を選んで受講するもので、カフェテリア型研修制度とも言われている。必要とする人に対し必要とする時期に提供するもので、自律・自己責任を重視した成果主義とも馴染みやすい研修制度である。




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