【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  人事・人材開発 2級)

【問題 5】
以下に示す<事例>を踏まえた場合、相談内容と対応に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 社員数1,500名のメーカーB社の人事係長Cさんは、評価制度の運用に関する社内の相談窓口を担当している。最近Cさんは5つの社内相談に対応した。

 技術部門のDさんは、本業の設計業務以外に複数の社内プロジェクトのメンバーになっている。目標のウエイト配分に関して相談を受けた。Dさんと確認したところ、おおむね各プロジェクトでの時間配分が決まっている。Dさん自身は、それぞれの目標の軽重を計りかねていたので、まずは時間配分でのウエイト決めをしてはどうかと助言した。

 評価期間中の異動で担当顧客が変わったEさんは、前任者の目標設定を引き継ぎ、目標を上回る達成度となった。Eさんは目標達成度に見合った業績評価でないことに不満を申し入れてきた。上司に確認したところ、異動前の段階で前任者がかなりの結果を出していて、Eさんの異動後の貢献度はさして大きくないことが確認された。社の規程では目標の達成度とプロセスを加味して上司判定する仕組みとなっている。そこでEさんに対して、業績評価の仕組みを説明するとともに、上司に対してEさんに業績評価の説明を行うように依頼した。

 本人希望で社内の職群転換制度を利用して技術から営業へ異動したFさんは、営業パーソンとしての成績が上がらない。職群転換後の評価猶予期間1年が経過した段階で、評価が大きく下がり、賞与が大幅減額となった。そのことに不満を申し入れてきたFさんに対して、営業パーソンとして努力して評価を上げるか、職群転換制度を利用して技術者として再スタートするか検討するよう助言した。

 製造部門のG課長から、製造子会社に在籍出向している社員の評価に関して不服の申入れがあった。仕事ぶりの分からない部下の評価はできないというものであった。B社のルールとして、出向している社員に対して出向元であるB社基準で評価すること、出向社員に対しては出向先の上司に評価コメントをもらうこと、その旨を出向先に伝えてあること、加えて出向社員は少なくとも四半期単位で出向元の上司に業務報告を行うことを人事から出向者に徹底してあることなどを説明して理解を求めた。

 営業部門のH課長から私傷病で休職している営業パーソンIさんの休職前の期中の評価に関して相談があった。以前と比べると仕事ぶりが目立って振るわず、医師の診断で傷病確定後すぐに傷病扱いで休職した。休職以前の勤務期間に対する評価に関して、配慮すべき点はあるのかという相談であった。「天災などの外部不可抗力で個人業績が下がった場合には、業績評価で救済可」という社内規定を説明し、Iさんの業績評価に救済配慮を求めた。




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