【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  人事・人材開発 2級)

【問題 7】
職務設計に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 職務設計(Job Design)とは、組織において、ひとまとまりの職務と職務間の関係を形成するために、タスクと責任を組み合わせるプロセスのことを意味する。

 アダム・スミスはその著書である「国富論」において、ピンの製造を18の作業に分けて詳述し、分業に基づく職務設計の初歩的な例を示した。スミスは分業が生産性向上を促すことを指摘した。

 20世紀初頭、職務の細分化及び計画と実施の分離を主要原理とするフレデリック・テーラーの「科学的管理法」によって、職務設計に対する関心は高まった。テーラーは、経営の役割とはタスクの科学的な分析による職務設計にあるとした。

 ヘンリー・フォードは、テーラーの科学的管理法に基づき、専門の機械を導入し、組立作業における流れ作業の原理を確立した。その特徴は、連結したコンベアシステムや標準化された商品が挙げられる。

 人間関係論は、職務設計が職務の心理的・社会的側面を考慮すべきことを強調した。エルトン・メイヨーが行ったホーソン工場の実験では、照明、室温、換気といった作業環境の変化と生産性との間に明確な関係が発見された。




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