【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  経営情報システム 3級)

【問題 31】
以下の<事例>において、ASP版人事労務管理パッケージの利用時の留意点として不適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 運輸業のA社は、人事労務管理・給与計算システムを自前で開発し運用している。しかし、社会保険や税金関係の法律や政令については、最近の規制緩和や構造改革により大幅な変更や修正が頻繁にあり、これに関しての十分な理解とそれに対応したシステム改定の負荷が大きな課題となってきた。また、管理の対象が人的な資源であるので、処遇や周辺情報を含む個人情報保護に関しても、十分とは言えない状況にある。さらに、定年延長、残業規制、育児休業制度の拡充など社会環境の変化に伴う制度変更が頻繁に行われると予測され、継続的な情報収集とシステム対応も欠かせない。そこでA社は、これら負荷を軽減し課題を解消するために、ASP版の人事労務管理パッケージを利用することとした。

 各種社会保険制度の改定、あるいは税制の変更に遅滞なく適切に対応するために、一定の費用は発生するが、人事労務管理パッケージプロバイダーからのメンテナンス契約に基づくサポートは必要である。

 月例の給与計算においては、勤務形態や待遇など基本的な条件の変更が速やかに反映されることはもちろんのこと、金額計算の基礎となる各種データは勤怠などの基本データを基に作成し、その数字をパッケージに入力することが重要である。

 日常業務においては、給与に関する問合せ、関係部署へのデータの提供、監督官庁からの資料提出の要請など、意外と帳票類の活用場面が多い。したがって、データの保管、バックアップは勿論のこと、紙ベースでの帳票類の出力保管も必要である。

 社員情報は、適切な監視環境のもとでASPパッケージのサーバーに登録保管されているが、日常業務における関係部署からのデータ提供の要請に便宜を図るために、人事労務部門のサーバーにも社員情報のコピーを保持することが望ましい。




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