【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  経営情報システム 3級)

【問題 33】
以下の<事例>において、正確な店舗別・商品別の在庫額管理のための方策として不適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 A社は、カジュアルシューズの小売業である。首都圏を中心に約300店舗を出店し、年中無休で早朝から深夜まで営業している。同社では、次のような現状から店舗別・製品別にタイムリーにかつ正確な在庫額を把握できずに問題となっている。

○在庫額がタイムリーにかつ正確に把握できない主な理由は、次のとおりである。

①各店舗での本社からの商品の仕入処理と日々の売上処理は、毎日夜10時に前日夜10時以降から当日夜10時までの仕入と売上を一括して計上処理している。

②以下のいずれの場合も、各店舗では売上高や仕入高の修正更新処理は行われていない。

・欠品が生じた場合、同一商品が近隣の店舗にあれば、その商品を移転して販売している。
・売れ残り商品やキズもの・型崩れ品は、いったん本社で集め、これを遠隔地のA社直営アウトレット店に送って、特売品として廉価販売している。
・盗難品などの把握をしていない。

 帳簿上の在庫額を確定するためには、在庫数量の正確な把握が欠かせない。店舗間の商品の移転や本社に商品を戻す場合には、必ず仕入高や売上高の在庫管理システムに修正入力する。

 帳簿上の在庫額は、在庫数量に単価を乗じて算定するが、単価は、それぞれの商品の仕入時の単価を適用する。したがって、商品マスタに登録された単価を採用することになる。

 盗難などによる損失額を確定するため、実地棚卸を定期的に行い、店舗別・商品別の実地棚卸額を在庫管理システムに入力する。

 店舗での仕入と売上処理をタイムリーにかつ正確に行うために、バーコードリーダーを導入する。それにより、店舗現場での作業効率も飛躍的に向上する。




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