【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  経営情報システム(情報化企画) 2級)

【問題 31】
以下は、システム移行に関連するトラブルと、その際にプロジェクトマネジャーが行った対処の事例に関する記述である。対処内容が最も不適切なものは、次のうちどれか。

 2つの金融機関の合併によるシステム統合プロジェクトにおいて、一方のシステムにもう一方のデータを移行する方向で検討していたが、データの管理内容に大きな差異があることが判明した。移行時期を延伸することにしたが、予備費が計上されていなかったため、既存システムを利用延長するための予算を新たに計上した。

 基幹業務システムの移行についてユーザー部門へ説明を実施した際、A部門から利用者教育が不十分であることを理由にシステムの移行を拒否された。会社トップからはシステム稼動日厳守を指示されていたが、A部門に対する教育日程を追加した上で稼動日の調整ができるかどうか、経営層を含めた関係部門と協議した。

 顧客情報を管理するシステムの移行後に、一部のデータについて移行漏れが判明した。既に旧システムが撤去された後だったため、予備費を使用してサーバーを調達し、事前バックアップ媒体からのデータ復元、漏れたデータの抽出・検証を行い、新システムにデータを追加投入した。

 システムの移行作業実施中に、サーバーにハード障害が発生したが、クラスタ構成のもう一方のサーバーは動作していたため、そのまま作業を続行した。ハード障害については事前に想定していなかったが、翌日には修理できる目処が立ったため、当面片系のみでの運用とすることをプロジェクトマネジャーの判断で決定した。

 システム移行作業後、新システムを起動したが、エラーが発生して、業務システムが起動しなかった。新たに導入したバッチファイルに誤りがあることが判明したため、新システム上で直接バッチファイルを修正して移行作業を継続するよう指示した。




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