【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  経営情報システム(情報化活用) 2級)

【問題 10】
下図は、受注残管理の効率的な運用をねらい、既存の受注情報である「受注報告書」をリレーショナルデータベース化する際の検討過程の図である。検討内容に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。なお、仕切価格は定期的に改訂されるが、受注金額は受注時点の仕切価格で確定する。





 客先から複数の商品を同一の納期で一括受注するので、1つの受注番号で複数の商品を管理する必要があり、第一正規形として「受注テーブル」、「受注明細テーブル」の2表とする。受注金額は、仕切価格と受注数から算出できるので、テーブルには持たない。

 第二正規形として「受注明細テーブル」には、主キーの一部である「商品コード」だけに従属する属性「商品名称」、「仕切価格」が存在するので、「受注明細テーブル」の属性から外し「商品コードテーブル」を作成する。

 第三正規形として「受注テーブル」の非キー属性の「得意先名称」、「郵便番号」、「住所」は「得意先コード」に関数従属し、主キー「受注番号」に推移的関数従属するので、この属性を分割し新たに「得意先テーブル」を作成する。

 分解された「受注テーブル(分解後)」と「得意先テーブル」を再結合すると、元の「受注テーブル」が復元でき、分解後もリレーションに矛盾がない。

 第二正規化及び第三正規化における別テーブルの作成、分解は項目の重複を回避でき、情報の追加・修正・削除の際の整合性の確保が容易になる。




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