【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  企業法務 3級)

【問題 28】
以下の<事例>を前提とした場合、Aの債権に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 Aは、2014年6月10日、支払日を2014年7月8日として、印刷機械をBに売り渡し、BのAに対する代金債務について、Cが保証した。かかる状況の下、Aは運転資金を捻出するため、2014年6月20日、甲に対して、Bに対する本件売掛債権を譲渡した。他方で、Aは、2014年6月28日、乙に対する支払のため、Bに対する本件売掛債権を乙に譲渡した。



 Aから甲への本件売掛債権の譲渡についてのAによる確定日付ある証書による通知が、2014年6月30日にBに到達し、Aから乙への本件売掛債権の譲渡についてのAによる確定日付ある証書による通知が、2014年6月29日にBに到達した場合、Bは売買代金を甲に支払う必要がある。

 本件売掛債権の債権譲渡に係る確定日付ある証書による通知が、2014年6月23日に、甲からBに対してなされたが、Bは、Aから乙への本件売掛債権の譲渡の事実を知り、乙に対して2014年6月29日に確定日付ある証書をもって、承諾をした。この場合において、甲は、Bに対して自らが債権者であると主張できる。

 保証人Cが、Aとの間で保証契約を締結している以上、Aから甲又は乙への本件売掛債権の譲渡にかかわらず、保証人Cは、Aに対してその保証債務を負う。

 保証人Cが、Aとの間で保証契約を締結している場合でも、AからBへの印刷機械の売買が錯誤により無効である場合には、Cの保証債務も無効となる。




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