【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  企業法務(取引法務) 2級)

【問題 1】
女性用化粧品を開発・製造・販売するA社が、化粧品小売店B社と継続的な取引を行うために締結する「取引基本契約」について、A社の観点から以下の[前提条件]の全てを勘案しつつ、なるべく有利な契約条件としたい場合、以下の文章の①~③に入る記述を[記述選択肢]から選んだものの組合せとして適切なものは、次のうちどれか。


[前提条件]
I.まずは取引の基本的条件を定めて、詳細な取引条件は取引の都度定めることとしたいこと

II.当社は当該化粧品の開発・製造・販売をするにあたり、人員採用、設備投資等の多くの負担を負っているため、取引が短期間で終わることは避ける必要がある

III.販売される化粧品に関し、顧客の需要に迅速にこたえるため多くの在庫を倉庫に保有しておく必要はあるが、当社はかかる在庫リスクは負いたくないこと

IV.将来に渡り、同一商品を供給し続けることは不可能であること


 上記の[前提条件]を反映させる取引基本契約を締結するに際しては( ① )ことと、( ② )ことがA社にとって有利である。ただし、( ① )については、( ③ )との判例がいくつかあるので注意が必要である。


[記述選択肢]
a.基本契約の当初契約期間を長く設定し、かつ両者の契約更新拒絶権を制限しておく

b.基本契約の当初契約期間を長く設定し、かつ当社は短期間の事前通知により、いつでも契約を解約できるようにしておく

c.継続的取引関係にある場合、解除権を制限されたり、一方的解除の場合に解除者に損害賠償義務を認めたりする

d.継続的取引関係にある場合、契約に明示がなくても解約権を認めたり、取引関係の維持・拘束を制限したりする

e.A社化粧品に関するB社への卸売販売の条件は、前払いの売買契約とする

f.A社化粧品に関するB社との取引の条件は、販売委託とする


 ①a ②e ③c

 ①a ②f ③c

 ①b ②e ③c

 ①b ②e ③d

 ①b ②f ③d




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