【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
(平成26年 前期 企業法務(取引法務) 2級)
【問題 30】
次の<事例>を前提とした場合、判決に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。
<事例>
A社が自己の所有する甲土地の上に無断で建物を建てているB社に対し、建物収去土地明渡請求訴訟(以下「本件訴訟」という。)を提起し、勝訴判決が確定した。
B社は、A社が所有する乙土地の上にも無断で建物を建てていた。この場合、A社は本件訴訟の勝訴判決をもって、B社を乙土地から立ち退かせることができる。
B社は、口頭弁論終結前に、C社に対して、建物を売却した。この場合、A社は本件訴訟の勝訴判決をもって、C社を立ち退かせることはできない。
A社が甲土地の所有権を有することを理由に、A社のB社に対する建物収去土地明渡請求を認める判決が出された場合、後にA社による甲土地の所有権移転登記請求訴訟を別個申立てられた場合においてもA社の勝訴判決となる。
B社は、口頭弁論終結後に、C社に対して、建物を売却した。この場合、A社はC社に対し、承継執行文付与の申立をすることで、B社に対する勝訴判決をもって、C社に対する債務名義とすることはできない。
B社が判決に従い立ち退きをした後、B社とは無関係の第三者D社が甲土地に無断で建物を建てた。この場合、A社は本件訴訟の勝訴判決をもって、D社を立ち退かせることができる。
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