【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  ロジスティクス管理 2級)

【問題 18】
以下に示す<事例>とC社における現況を踏まえた場合、C社の採る改善策として適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 製造業C社は、現在海外、国内に各1カ所の工場を有し、九州・広島・四国・近畿・中部・北陸・南関東・北関東・東北・北海道にそれぞれ物流センターを有する。商品は基本的にすべて卸売業(代理店)を経由し、全国に約15,000店ある販売店に納品される。卸売業には受注の翌日に届けなければならない。
 また、近年インターネットのサイトで一般消費者向けに直接販売を始めた。C社では、9カ月後のスタートを目標に、物流システムの見直しを行うこととなった。


(C社における現況)
(1) ケース単位での取引が原則であるが、卸からの発注が多頻度小口化しており、バラでの取引が要望されている。

(2) インターネットでの売上げが昨年度から倍増し、現在は年商の7%を占める。今後も成長が見込める分野であると考えている。

(3) 取扱品目が増大し、在庫も増大している。

(4) 配送はチャーター業者5社と方面別に混載業者(旧路線業者)9社を起用している。

(5) 卸売業(代理店)には一定の売上げ(納品)実績に応じて販売奨励金を出している。


 配送圏を2カ所に分け、物流センターを西日本(滋賀県)、東日本(埼玉県)へ集約する。

 スペース当たりの保管効率を向上させるために自動倉庫を導入する。

 配送費用を低減するために、配送業者の見直しを進め、チャーター会社1社、路線会社3社に集約する。

 多頻度小口化に対応するためにピースピッキングを導入する。また商流面でも代理店制度を廃止し、販売店と直接取引・直接納品する。

 代理店への販売奨励金制度を見直す。納品ロット(一度の出荷が車単位・パレット単位、納品ケース数)などの納品条件に応じた販売奨励金を設け、今までの期間仕入高に応じたものは廃止する。




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