【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  ロジスティクス管理 2級)

【問題 31】
以下に示す<事例>を踏まえた場合、E社の課題を解決するための、新物流情報システムの要件として不適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 臨床試験用治験キットを作成するE社は、指示書オーダー単位で治験キットを作成し全国の病院へ出荷している。
 治験キットは、物流センターの棚に保管している商品と部材をピッキング後、検品梱包場において目視で指示書と照合・検品後、梱包し出荷している。
 物流センターでは、基幹システムの在庫管理機能を拡張し、棚の商品をメーカー別にロケーション管理を行っているが、商品ロット別在庫管理機能はない。
 取扱商品は約2,000SKUあり、ロット管理、有効期限管理が必要である。商品には商品コードのバーコード表示はあるが、ロットや有効期限は数字や記号のみでバーコード表示されていない。


E社の課題として、次の点がある。
・ロットの先入れ先出し管理が担当者任せになっており、正確に管理できていない。

・出荷検品梱包時に指示書単位で商品の有効期限チェックを目視で実施しており、非常に工数がかかっているため、大量出荷時は当日出荷に間に合わない。

・治験キット作成時、指示書や商品の入れ間違いが時折発生している。

・病院から有効期限切れでキットごと返品される場合があり、都度代替キットを作成し出荷している。


 商品入荷検品時に、商品ロット、有効期限のバーコードラベルを発行し商品に貼付する。

 商品コードに付加コードを付けてマスター登録し、同一商品であっても、商品ロット、有効期限ごとに棚のロケーション番号を設定する。

 商品名の最後に、商品ロット、有効期限を記号化し、入荷の都度マスターに登録することにより、出荷時、指示書の商品名を見て有効期限チェックを行う。

 商品ロット、有効期限による単品管理ができるWMSを導入し、治験キット作成時、有効期限を考慮した商品のピッキング指示を行う。

 バーコード検品システムの導入により、出荷梱包時、指示書のバーコードを読み取り、商品バーコードと照合する。




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