【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
 (平成26年 前期  ロジスティクス管理 3級)

【問題 26】
以下に示す<事例>を踏まえた場合、G社の物流コストに関する記述として適切なものは、次のうちどれか。

<事例>
 製造業G社は、輸送や保管、包装をそれぞれ外部事業者に委託しており、その契約は単価契約である。物流コストのほとんどは支払物流費に分類される。自家物流費は、管理部門の人件費や物流事業者への発注・請求業務といった物流管理費などに限られている。
 G社のX年度の物流は、年度前半は出荷量が大きく伸びたものの、後半になると急速に景気が後退したことにより、出荷量が大きく減少した。また、出荷量の減少が急であったため、在庫量が想定外に増大した。このような経営状況を踏まえた全社的なコスト削減要請を受け、G社物流部では物流コストの実態把握と削減策の検討を行うことになった。

 年度前半は物流量の増大により倉庫の稼働率が向上し、在庫数量当たりの保管費単価が低下した。

 年度後半は出荷量が大幅に減少したが、外部事業者に委託していることが功を奏して売上高物流コスト比率にはほとんど影響がなかった。

 輸送や保管・包装を外部事業者に委託せずに自家物流で行っている場合、急激な出荷の落ち込みは、固定費比率の上昇を招き、その結果売上高物流コスト比率が上昇することとなる。

 外部事業者への委託が進んでいるため、荷主であるG社にできる物流コスト削減策は、主として委託業者の見直しと委託単価の値下げの二者択一となる




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