【問題 12】 会社が人事異動を行う目的に関する以下の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
① 営業目標の達成やプロジェクトの完遂のためには、その分野で必要な知識やスキルをもつ社員の存在が不可欠である。人事異動の目的のひとつは適材を適所に配置することによる戦略の達成である。
② 長期にわたる同じ業務の繰り返しは、社員の成長速度を鈍らせることがある。異なる分野や難しい業務をあえて担当させることは、職務拡大や職務充実にもつながり、社員の成長を促す。人事異動の目的のひとつは社員の能力開発である。
③ 職場のメンバーがいつも固定していると組織は沈滞しがちである。持ち味や個性の異なる新たな人材を職場に投入することによって、雰囲気や組織風土を変えることが可能になる。人事異動の目的のひとつは組織の活性化である。
④ 多様な人材は多様なニーズをもっている。育児・介護、能力開発、健康管理、社会活動といった個人の事情・状況に配慮した異動を行うことは、ワーク・ライフ・バランスの実現につながる。人事異動の目的のひとつは個人生活への配慮である。
⑤ 会社は信賞必罰で社員一人ひとりのコミットメントを引き出すことが必要である。優秀な社員に対する抜擢人事や不祥事を起こした者の「左遷」は、本人や周囲へのシグナルとなる。人事異動の目的のひとつは会社のパワーを示すことである。
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