【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
人事・人材開発 2級 (サンプル 1)

【問題 6】
以下に示す<事例>を踏まえた場合、X社の人事評価、制度運用に当たっての留意点に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。


<事例>
 X社(大手精密機械メーカー)は評価制度の運用に関して見直しを行うこととなった。目標管理を中心に業績重視の評価制度を導入しているが、現状は達成が容易な目標設定や自己完結的な目標設定に走りがちで、難易度の高い目標や部門間の連携・調整が必要な目標を避ける傾向にある。一人ひとりが困難に積極的にチャレンジする意欲を引き出したい、機能横断的な連携・協力を活発化させ、部門間の壁を越えて環境変化に社内が一丸となって取り組む風土を醸成したい、というのが運用見直しの趣旨である。

 X社では、業績評価を目標の達成度で決定していたが、目標設定段階で目標の困難度合いを考慮して、難易度と達成度のマトリックスで業績評価を行うように変更する。

 社内で機能横断的なテーマに取り組むプロジェクトが複数立ち上がってきたが、プロジェクトテーマを業績評価の対象とするのは、役割が重く責任が明確なリーダーに限定する。

 X社は、一次評価は絶対評価、二次評価は相対評価を行っているが、一次評価の結果や部門の業績等を考慮し、部門ごとの二次評価の分布制限枠を幹部会議の決定で一定の範囲内で変更できるようにする。

 部門間の壁を越えた機能横断的な取組を促進するために、部門間調整の困難さに配慮し、他部門との連携・協力を前提とする目標設定や他部門との共同の目標設定に関しては、加点要素を設定する。

 製造部門の一般社員層に関して、生産数量やコストに関する業績目標は、製造部門を構成するチーム単位での共通目標として設定する。




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