【問題 9】 以下に示す<事例>を踏まえた場合、A法人は、職員の抱える問題を明確にするとともに、ワーク・ライフ・バランス施策を効果的に導入するため、モラール・サーベイを初めて実施することとした。サーベイを進める以下の手順として、適切なものは、次のうちどれか。
<事例> A法人は、福祉介護事業を目的に20年前に設立され、訪問看護及び訪問介護を主とした事業を行っている。職員は正職員、パートタイマーを合わせて約100名であり、圧倒的に女性職員が多く、役員・管理職を含めた約90%が女性である。家庭での子育てや親の介護など、職員の多くが様々な悩みを抱えているらしく、ここ数年で退職者の数が急増している。
[手順] ①課題の優先順位付けを行い、ワーク・ライフ・バランスに関する他社事例や関連法規に関して実施した情報に基づいて施策・制度を立案する。
②調査を実施した後に結果の集計を行い、部署間比較、個人属性比較、自由回答分析によって課題を抽出する。
③サーベイの目的と基本方針を明らかにし、予算を確保した上で社内外の運営体制を構築する。
④仕事全般、意思疎通、マネジメント、チームワーク、給与・処遇、職場環境、能力開発などのカテゴリーからなる調査票を設計する。
⑤イントラネット、文書、社内報、各種会議を通じて調査結果を職員へフィードバックし、必要に応じてインタビューを実施する。
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