【問題 29】 以下の<事例>を前提とした場合、相殺に関する記述として適切なものは、次のうちどれか。
<事例> A君は、プラスチック成形加工業者X社の営業パーソンである。自分の取引先の雑貨卸商Y社が、大量の在庫を抱え、資金繰りが楽ではないらしいとのうわさを聞いた。それほど差し迫った様子は見られないものの、できることなら大事をとって、早めに債権を回収しておきたい。たまたま別の取引先から注文の話のあった100万円相当のプラスチック製品について、Y社が在庫を持っていることがわかったので、これをY社から購入し、その購入代金とX社の債権70万円とを相殺することにより回収を図ることにし、売買契約を締結した上で当該製品の引渡しを受けた。
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