【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
企業法務(組織法務) 2級 (サンプル 1)

【問題 2】
A社が製造し、B量販店が消費者に販売した石油温風暖房機(以下「本製品」という。)が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を含む排気ガスが室内に排出され、一酸化炭素中毒による死者が出るという製品事故が発生した。この場合のA社及びB量販店に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 A社は、本製品について生じた事故に関する情報を積極的に収集し、その情報を消費者に適切に提供するように努め、本製品の名称及び型式、事故の内容並びに本製品の製造数量を内閣総理大臣に報告しなければならない。

 消費者に危害を及ぼす危険性がある場合、更なる事故防止の緊急措置として、A社が本製品を購入した消費者から本製品の回収を行うため、直接当該消費者に緊急に連絡する必要があるとき、B量販店は、保有する本製品の顧客リストについて、顧客の同意がなければ、A社に提供することはできない。

 B量販店が本製品に関する製品事故を知った場合は、A社に当該製品事故を知った旨を通知するよう努めなければならない。

 A社が事故原因調査の結果、本製品に欠陥があることが明らかになったにもかかわらず、製品回収等の被害拡大防止措置をとらなかったため、同様の死亡事故が再発した場合には、主務大臣は、A社に対して、当該製品の回収その他必要な措置を講ずるよう命ずることができ、この命令に違反した場合には、A社は刑事処罰の対象となる。

 A社が危害の発生及び拡大を防止するため必要があると認め、被害拡大を防止するために本製品の回収の措置を採る場合、B量販店もA社の採る措置に協力するよう努めなければならない。




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