【問題 4】 不競法上の営業秘密に関する記述として適切なものの組合せは、次のうちどれか。
① 企業が自己の所有する工場から有害物質と知りながらこれを近隣の河川に垂れ流しているとの情報については、当該垂れ流し行為が反社会的行為であることが明らかであっても公然と知られていない限りは営業秘密として保護される。
② 企業の営業上の機密情報が営業秘密として保護されるためには、特許庁への登録が必要である。
③ 従業員が職務経験上取得した技能やコツも、現に業務に利用されていれば、事業者によって秘密として管理されていなくても、営業秘密として保護される。
④ 営業秘密に関する不正行為に対しては、不競法上、その不正行為により被った営業上の損害賠償を請求できるほか、その不正行為により営業上の利益が侵害されるおそれがある場合には不正行為の差止請求も認められている。
⑤ A社在職中に営業秘密をA社から示されて職務上使用していた従業員が同業他社に転職し、転職先で当該営業秘密を使用した場合は、刑事上処罰され得る。
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