【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
企業法務(組織法務) 2級 (サンプル 1)

【問題 7】
消費者Aの製造物責任に基づく損害賠償請求に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 Aは、近所のレストランがイタリアの製造業者から業として直輸入している特製瓶詰めオリーブを食べたところ、当該瓶詰めオリーブの開封前から瓶内に存在していたボツリヌス菌が原因で重度の食中毒にかかり、治療のため入院を余儀なくされた場合、当該近所のレストランに対して、製造物責任法に基づき、損害賠償請求をすることができる。

 Aは、セキュリティソフトウェアを製造・販売する会社の公式ホームページからウィルス検知ソフトをダウンロードして購入したが、通常のセキュリティソフトであれば駆除し得た著名なコンピューターウィルスに感染してクレジットカード情報が漏えいし、金1000万円をだまし取られてしまった場合であっても、Aは、当該検知ソフトウェアを製造・販売する会社に対して、製造物責任法に基づき、損害賠償を請求することはできない。

 Aがスーパーの提携農家が生産し、カットして袋詰めした「サラダ用」との表示がなされた野菜パックを当該スーパーで購入し、同日サラダにして食べたところ、パック内の細菌によって食中毒を起こした場合、Aは提携農家に対して、製造物責任法に基づき、損害賠償を請求することができる。

 Aが家電量販店で購入した食器洗い機を使用したところ、設計ミスにより内部を循環する水の温度が異常に上昇し、内部の部品が高温のために変形して使用継続が困難になったがその他の実害は生じなかった場合、Aは製造元に対して、製造物責任法に基づき、損害賠償を請求することができる。

 Aが購入した吊り戸棚の説明書の記載に誤りがあり、説明書の記載通りに設置した直後に吊り戸棚が落下してAが足を骨折した場合、Aは製造元に対して、製造物責任法に基づき、損害賠償を請求することができる。




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