【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
人事・人材開発 2級 (サンプル 2)

【問題 8】
組織活性化施策と人材開発施策に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 役割等級制度や職務等級制度等の仕事基準の人事制度は、社内でのエンプロイアビリティの高さに基づく格付け制度とも言える。仕事基準の人事制度であれば、エンプロイアビリティを高め、個人の意思を尊重した人材開発体系が望ましい。

 キャリア・カウンセリングとは、キャリア形成に関して自己理解を深め、積極的・建設的意思決定と行動とができるように援助するものである。キャリア・カウンセリングにおいては、部下の仕事内容や普段の働きぶりをよく理解し、評価・指導する立場にあることが要件なので、直属の上司が行うことが望ましい。

 ファシリテーションとは、会議の場等において、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、相互理解を促進し、合意形成へ導き、組織を活性化(協働を促進)させる手法、技術、行為の総称のことである。機能横断的な問題解決の組織的な推進には、ファシリテーターの社内養成による側面支援が望ましい。

 CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)は、組織階層ごとのコースやキャリア・パスの明示を行ったうえで、組織階層ごとに段階を踏んで行われることが望ましい。そして、キャリア・パスとして異動等が求められるのであれば、その意義や目的を理解し、異動希望の意思表明が行えることが望ましい。

 選抜型研修とは、会社側が所定の基準により、社員を選抜して研修に当たらせる制度のことである。候補者を絞った研修を実施することにより、研修の費用対効果を高めるメリットがある。選抜に当たっては、研修の目的・対象者層・選抜基準(コンピテンシー評価結果等)をなるべく明示することと、複数回の参加機会があること等が望ましい。




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