【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
企業法務(組織法務) 2級 (サンプル 2)

【問題 26】
株式公開(新規上場)と上場廃止に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

 上場会社の提出した有価証券報告書等に虚偽記載が認められた場合には、上場会社としての適格性を欠くことが明らかであることから、当該上場会社は必ず上場廃止となる。

 株式公開に伴うデメリットとして、敵対的買収を受けるリスクを負うことや、金融商品取引法や金融商品取引所の規程に基づくディスクロージャーが義務付けられ、管理コストが増大することが挙げられる。

 上場会社の経営陣が、株式公開のメリットが小さくなったと判断した場合、経営陣が自主的に上場廃止のための取引(非公開化取引)を行うことがあるが、このような取引においては、株主と経営陣との利害相反が深刻な問題となり得る。

 株式公開を目指すA社が、既に上場しているB社を法律上の存続会社としながら、実質的にはA社を存続させて合併することにより、A社としての上場審査手続を経ないで上場することが可能となるが、各金融商品取引所の上場廃止基準には、このような事態に対処するための規定が設けられている。

 株式公開を行うメリットとしては、資金調達の円滑化、経営の緊張感、透明性の向上、会社の知名度や社会的信用の増大に伴い、事業の拡大や人材確保が容易になること等が挙げられる。




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