【問題 15】
債権質と代理受領に関する記述として不適切なものの組合わせは、次のうちどれか。
a. 債権を担保に供する手法として債権の質入れという方法がある。この債権質の設定について、証書の交付が当該債権の譲渡の要件とされる場合は、証書を交付することが効力要件となる。
b. 指名債権の質入れの第三債務者に対する対抗要件は、第三債務者に対する通知、または、第三債務者の承諾である。
c. 債権の質権者は、質権の目的である債権を直接に取り立てることができない。
d. 質入債権の弁済期が質権者の被担保債権の弁済期前に到来した時は、質権者は第三債務者にその弁済すべき金額を供託所に供託させることができない。
e. 代理受領とは、委託契約に基づく取立委任のことであり、債務者の第三債務者に対する債権の受領権限を債権者に与え、この権限に基づき債権者が債務者に代わって第三債務者から債権の弁済を受ける手段のことである。
|
|
