【過去問倶楽部】資格対策
~ビジネスキャリア検定~
企業法務(取引法務) 2級 (サンプル 2)

【問題 4】
以下に示す<資料>は、あるソフトウェア開発委託契約の条文(民法上の請負契約。甲は開発委託者、乙は開発受託者)である。
甲は、開発プログラムを丙に対して実施許諾していたところ、第三者丁が、当該開発プログラムが自己の特許権を侵害していることを理由として、甲及び丙に対して特許侵害訴訟を提起した場合の記述として適切なものは、次のうちどれか。

<資料>
第X条 乙は、開発プログラムの利用に関し、第三者の知的財産権の侵害等を理由として、甲と第三者との間でクレーム、紛争又は訴訟が発生したときは、乙は当該クレーム、紛争又は訴訟を自己の費用負担で処理、解決し、甲が被った損害を賠償するものとする。

 当該特許権の侵害が、甲から乙に対して与えた仕様に起因する場合、民法の規定によれば、甲は乙に対し、被った損害を求償できないことがある。

 上記第X条によって、甲が乙に対して求償できる損害賠償額は、信義則上、甲が乙に対して支払った開発プログラムの対価の額が上限となる。

 甲が開発プログラムを自己実施していない場合、丁は甲に対して、損害賠償の請求をすることはできない。

 丁は丙に対して当該プログラムの使用を差し止める請求をすることができない。

 丙は、開発プログラムの実施許諾を受けているのみであることから、丁は、丙に対して損害賠償の請求をすることができない。




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