【過去問倶楽部】
~ファイナンシャル・プランニング技能検定~
 (平成23年9月 2級学科)


【問題 17】
法人が契約者(=保険料負担者)である損害保険契約に基づき支払われた保険金に係る法人の経理処理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

 法人が所有する倉庫が焼失したことにより火災保険金を受け取り、同一の事業年度内に代替の倉庫を取得した場合、圧縮記帳が認められる。

 法人が所有する業務用自動車が事故で破損し、車両保険金を受け取ったが修理や代替車両の取得をしなかった場合、受け取った車両保険金の金額を益金に計上し、損失額は損金に算入する。

 法人の従業員が業務中の事故によるケガで死亡し、普通傷害保険の死亡保険金を従業員の遺族が受け取った場合、法人は死亡保険金に関して経理処理をする必要はない。

 法人の従業員が海外出張中の事故によるケガで死亡し、海外旅行傷害保険の死亡保険金を法人が受け取り、その全額を死亡退職金として従業員の遺族に支払った場合、法人は死亡保険金に関して経理処理をする必要はない。




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