【過去問倶楽部】
 ~弁理士~
   (平成21年)


【問題 12】
特許を受ける権利等に関し、次のうち、正しいものは、どれか。

 特許出願人甲は、自己の特許を受ける権利に基づいて取得すべき特許権について、乙のため仮専用実施権を設定し、その登録がされている。この場合において、甲が、当該特許を受ける権利を丙に譲渡するときは、乙の同意を得なければならない。

 甲、乙及び丙が特許を受ける権利を共有し、その持分の比率は、8:1:1である。この場合、甲は、乙及び丙の同意を得なければ、その特許を受ける権利に基づいて取得すべき特許権について、丁に仮通常実施権を許諾することができない。

 乙及び丙は、特許出願人甲が自己の特許を受ける権利に基づいて取得すべき特許権について許諾した仮通常実施権を共有している。この場合において、乙は、甲の承諾を得たときは、丙の同意を得ることなく、当該仮通常実施権の自己の持分を丁に譲渡することができる。

 従業者は、契約、勤務規則その他の定めにより、自己の職務発明について使用者のため仮専用実施権を設定したときは、当然に相当の対価の支払を受ける権利を有する。

 甲が自己の特許を受ける権利に基づいて取得すべき特許権について、乙に仮通常実施権を許諾し、その登録がされた後、乙は、甲の承諾を得て当該仮通常実施権を丙に譲渡した。その後、甲は、当該特許を受ける権利を丁に譲渡した。このとき、丙がその仮通常実施権について丁に対抗することができる場合はない。




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