【過去問倶楽部】
 ~弁理士~
   (平成21年)


【問題 50】
知的所有権の貿易関連の側面に関する協定に関し、次のうち、誤っているものは、どれか。

 保護されている意匠の権利者は、その承諾を得ていない第三者が、保護されている意匠の複製又は実質的に複製である意匠を用いており又は含んでいる製品を商業上の目的で製造し、販売し又は輸入することを防止する権利を有する。

 加盟国は、特許出願人に対し、その発明をその技術分野の専門家が実施することができる程度に明確かつ十分に開示することを要求する。加盟国は、特許出願人に対し、出願日又は、優先権が主張される場合には、当該優先権に係る出願の日において、発明者が知っている当該発明を実施するための最良の形態を示すことを要求することができる。

 加盟国は、この協定の規定に反しないことを条件として、この協定において要求される保護よりも広範な保護を国内法令において実施することができるが、そのような義務を負わない。

 司法当局は、遅延により権利者に回復できない損害が生ずるおそれがある場合で、かつ、証拠が破棄される明らかな危険がある場合に限り、他方の当事者に意見を述べる機会を与えることなく、暫定措置を取る権限を有する。

 加盟国は、公の秩序又は善良の風俗を守ることを目的として、商業的な実施を自国の領域内において防止する必要がある発明を特許の対象から除外することができる。ただし、その除外が、単に当該加盟国の国内法令によって当該実施が禁止されていることを理由として行われたものでないことを条件とする。




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