【過去問倶楽部】
 ~弁理士~
   (平成22年)


【問題 43】
不正競争防止法上の不正競争に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。

 映画のDVDに付されているコピープロテクションを無効化するプログラムを甲が販売している場合、当該DVDを販売している乙社は、甲に対して、少なくとも、その映画の複製にかかる許諾料に相当する額を損害額として賠償請求することができる。

 甲の製造販売する携帯電話aの形態を模倣した携帯電話bを、乙が製造して販売している場合、甲は、携帯電話bの製造又は販売の差止請求とともにのみ、携帯電話bを製造するために使用した金型の除却を、乙に対して請求することができる。

 周知となっている甲社の商品名Aと類似の商品名Bを、乙社が自己の商品に使用し、需要者に混同が生じている場合、甲社の商品名Aが周知となる前から乙社が商品名Bを使用していたために、甲社による商品名Bの使用の差止めが認められないとしても、甲社は、自己の商品との混同を防ぐのに適当な表示を付すよう、乙社に請求することができる。

 視聴料を払った者のみが視聴できるようにスクランブルを施して番組が放送されている場合に、視聴料を払わなくともその番組を視聴できるプログラムをインターネットで流通させる行為には、刑事罰が科されない。

 不正競争に係る損害賠償請求については、侵害者の利益額が損害額と推定される。




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