【過去問倶楽部】
~中小企業診断士~
 (平成20年 企業経営理論)


【問題 11】
企業の規模や経営戦略、環境条件などさまざまな要因によって、組織が処理すべき情報の量や質が異なるため、それに応じて機能別部門組織(functionalorganization)、事業部制組織(divisional organization)、マトリックス組織(matrixorganization)など、異なる組織構造をデザインする必要がある。これに関して、下記の設問に答えよ。

(設問3)
機能部門-事業部門からなる恒常的なマトリックス組織に関する記述として、最も適切なものはどれか。

 マトリックス組織が有効に機能するためには、複数の命令系統に柔軟に対応し、コンフリクトを創造的に解決する組織文化の裏付けが必要である。

 マトリックス組織では、機能マネジャーと事業マネジャーが同じ内容の権限を持つので、従業員は2人の上司の管理下におかれ高いストレスを感じる。

 マトリックス組織では、主要な権限を委譲された事業マネジャーと機能マネジャーのコンフリクトが発生しやすいので、トップマネジメントの情報処理負担は大きくなる。

 マトリックス組織は、環境変化の速い複数の非関連事業に多角化した企業が、複数の事業部にまたがる横断的調整機能を導入したものである。

 マトリックス組織は、現場での事業感覚が重要である組織に導入すると事業活動を制約してしまうため、主に本社機構に導入される傾向がある。




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