【過去問倶楽部】
~中小企業診断士~
 (平成22年 企業経営理論)


【問題 11】
 次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。

 地球温暖化防止をめぐって、様々な提案や取り組みが国際的に展開されているが、その動向は企業の戦略行動や国の環境対応に影響を与えている。特に二酸化炭素の排出量が問題となっている産業では、企業は二酸化炭素の排出を削減したりエネルギー消費を抑える技術の開発に熱心である二酸化炭素排出量を削減する努力は企業に新たなコスト負担を強いることになるが、他方では開発された環境技術を活かして新たな市場が生まれつつある

(設問1)
 文中の下線部①で指摘するような地球温暖化防止の試みとして、1997年の京都議定書では排出量取引が認められた。排出量取引に関する記述として、最も不適切なものはどれか

 一般に排出量取引のコストは環境技術やシステムの開発コストより低いため、排出量取引が選考されて、温室効果ガスの排出削減が進まないことが懸念されている。

 開発途上国の企業は先進国が開発した環境技術を導入することで、その開発コストを負担しないですむため、先進国と開発途上国の間でコスト負担にインバランスが生じることになる。

 日本では排出量取引は全産業を対象にして自主参加型のものが試行されている段階である。

 排出量取引では、排出量を排出枠内に抑えて発生した余剰(炭素クレジット)を、排出枠を超えて排出してしまった国が買い取れば、排出枠を遵守したと見なされる。




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