【過去問倶楽部】
~中小企業診断士~
 (平成22年 企業経営理論)


【問題 11】
 次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。

 地球温暖化防止をめぐって、様々な提案や取り組みが国際的に展開されているが、その動向は企業の戦略行動や国の環境対応に影響を与えている。特に二酸化炭素の排出量が問題となっている産業では、企業は二酸化炭素の排出を削減したりエネルギー消費を抑える技術の開発に熱心である二酸化炭素排出量を削減する努力は企業に新たなコスト負担を強いることになるが、他方では開発された環境技術を活かして新たな市場が生まれつつある

(設問3)
 文中の下線部③のように環境技術を活かした市場とエコ産業をめぐる中小中堅企業の取り組みに関する記述として、最も不適切なものはどれか

 各種のリサイクル法が制定されるにつれて、容器包装、家電、建設資材、食品、自動車などの再商品化や解体リサイクルに新規参入の機会が生まれ、静脈産業にベンチャー企業が誕生している。

 古紙などの回収資源は天然資源に対して価格競争力をもっているので、古紙回収事業に多くの中小事業者が新規に参入している。

 資源循環型社会のエコタウン事業では、ゼロ・エミッションを目指して、各地の特性を活かして誘致企業とともにリサイクル技術の開発を進めている。

 消費者のエコ意識とともに製品の安全性への関心が強くなるにつれて、安くても安全性に疑念がある製品よりも少し高くても信頼できる製品を求める傾向が見られ、生産技術の確かな中小企業にビジネスチャンスが生まれる例が見られる。

 リサイクル企業には貴金属鉱石よりも含有率が高い破棄家電等からレアメタルを抽出する独自技術を工夫する例があり、都市からレアメタルが生産される様を都市鉱山ということがある。




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