【過去問倶楽部】
~中小企業診断士~
(平成22年 企業経営理論)
【問題 8】
エレクトロニクス業界においては、自前で開発した技術にこだわる自社技術志向企業と、グローバルに中間財や他社技術を導入して対応しようとする国際水平分業志向企業とでは、製品のコモディティ化への対応が異なっている。
下図は、2つの企業の市場シェアの変化をコモディティ化に関連づけてイメージ化したものである。この図を参考にしながら下記の設問に答えよ。
(設問2)
自社技術志向企業がコモディティ化に対応する戦略に関する記述として、
最も不適切なものはどれか
。
新しい技術を加えた製品を次々に発売して、キーデバイス等の供給企業の追随を振り払う。
技術の知的財産権を守り、急激なコモディティ化に歯止めをかけるように対応する。
国際水平分業志向企業に技術を供与して、低価格をとる企業の間のライバル競争を煽り、それら企業を採算割れに追い込む。
国内や海外での市場を分析して、現地のニーズに合った製品の供給体制を構築する。
自社技術を磨いて、新興工業国の国際水平分業志向企業が作れない高機能製品に生産販売を集中する。
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