1時間あたりの値段を出すにはいろいろな考え方があると思いますが、今回は、日本人が平均で1時間あたりに稼ぐお金が1時間あたりの値段ということにして求めてみます。
「1時間の値段」 = 「1時間あたりに稼ぐお金」
では、日本人は、1時間でいくら稼いでいるのでしょうか。
日本には、1 年を通じて民間企業に勤務した人は4 , 4 6 6 万人おります。
そして、彼らに支払われた給与の総額は1 9 8 兆2 , 6 3 9億円です。
支払われた給与を人数で割り算すると、1 人当たりの平均給与は4 4 4万円となります。
(データは平成15年の数値)
次に働いた時間ですが、毎月の平均労働時間(残業時間を含む)は152.3時間となっております。
ちなみに、残業時間の平均はちょうど10.0時間です。本当は皆さんもっと残業をしているのではないかと個人的には思いますが、統計データではこの値となっております。
1年間あたりの労働時間にしますと、152.3時間/月 × 12カ月 = 1827.6時間となります。
まとめますと、日本人は1年間で1827.6時間働いて、444万円を稼いでいることになります。
ということで、1時間あたりにしてみますと、
444万円 ÷ 1827.6時間 = 2430円
日本人が1時間あたりに稼ぐお金は2430円。これが1時間あたりの値段ということになります。
1時間の値段は2430円。
意外と高いですね〜
さっき、ぼーーーと何もしないで過ごした1時間は、2430円。
この値段を知ってしまうと、時間を大切に使いたくなりますね。
(2005.03.11)
【出典】
国税庁 民間給与実態統計調査結果(平成15年)
構成労働省 毎月勤労統計調査(平成15年)
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