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日本の面積
〜1人あたりのスペース〜
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「日本は狭いのか?」
世界地図を広げてみると、日本は、ロシアや中国と比べて遥かに小さいことが明らかであります。しかしながら、ヨーロッパの国々よりは広そうなことが分かります。
日本の住宅事情を「うさぎ小屋」と海外からしばし言われておりますが、果たして日本は狭いのでしょうか?
日本は1人あたりどれくらいの広さがあるのでしょうか?
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日本の面積は、国土地理院から発表されておりまして、平成16年度10月時点では
37万7906.97平方kmとなっております。
大きな数値ではピンとこないと思いますので、地球上の全陸地面積(約1億4889万平方km)に対する日本の面積の割合で表しますと、なんと0.254%しかありません。
しかし、国連に加盟している200近い国々の中で順位を付けると日本は約60番目となり、半分より上位に位置していることになります。世界には日本より面積の小さく国々がたくさんあることになりますね。
ちなみに、日本の面積は年々増加しており、前年と比較すると新北九州空港建設の埋め立て等により、7.77平方km広くなっております。
さて、それでは日本の国土を1人あたりにするとどれくらいになるか求めてみましょう。
日本の面積(37万7906.97平方km)を日本の人口(1億2763万人)で割ると、
37万7906.97平方km ÷ 1億2763万人 = 2,961平方mとなります。
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ということで、
日本人1人あたりの日本の面積は
2,961平方mとなります。
分かりやすくしますと、約54m四方となります。 |
この数値に対して、意外と広いなと感じた方もいらっしゃるでしょうか。
しかしながら、この数値には富士山等の山々や、道路なども面積も含まれております。日本は、細長い島国でして、国土の75%を山地が占めております。少ない平野に人口が集中していることになります。
それでは、”住むことができる”といった観点で、1人あたりのスペースはどれくらいあるのでしょうか?
総務省自治税務局固定資産税課の発表によると、
日本の住宅面積のトータルは、10,043平方kmあります。
国土と同様に1人あたりのスペースを求めてみますと、
トータル住宅面積(10,043平方km) ÷ 日本の人口(1億2763万人)
= 78.69平方mとなります。
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この数値は、
1人あたりのスペースが
8.9m四方しかないことになります。
狭すぎる。。。
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日本の人口密度は340人/平方kmで 、世界で4番目に高い値です。
この値は、世界平均の7.6倍にもなります。
広い家に住むには、田舎にいくか、ひとやま当てるしかないでしょうかね。
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【出典】
国土地理院(平成16年)
総務省統計局(平成16年)
総務省自治税務局固定資産税課・資産評価室「固定資産の価格等の概要調書(土地)」
(平成14年)
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