中小企業基本法
|
旧中小企業基本法 |
★中小企業はかわいそうな存在 (T T)
★旧中小企業基本法の基本理念
『中小企業と大企業との格差』、
『二重構造問題』の解消
★格差解消のための具体的な目標
『生産性の向上』
『取引条件の向上』
★目標達成のための政策手段
『中小企業構造の高度化』
『事業活動の不利の補正』
|
|
|
改正中小企業基本法(平成11年の臨時国会で改正) |
★中小企業は、日本経済の基盤を担うもの!!
★改正中小企業基本法の基本理念
『中小企業の多様で活力ある成長発展』
★3つの基本的施策
『経営の革新及び創業の促進』
『中小企業の経営基盤の強化』
『経済的社会的環境の変化への適応の円滑化』
★中小企業に期待する役割
『新たな産業の創出』
『就業機会の増大』
『市場競争の促進』
『地域経済の活性化』
|
|
中小企業基本法は下記のサイトで閲覧することができます。
法庫 (http://www.houko.com/00/01/S38/154.HTM)
法令データ提供システム http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S38/S38HO154.html
昨年(平成17年度)は、中小企業基本法から3問も出題されております。
丸暗記とまでは難しいですが、一通り眺めておいたほうがよいでしょう。
|
平成17年度
現行の中小企業基本法に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 経営資源の確保が特に困難であることが多い「小規模企業への配慮」を図るとしている。
b 中小企業施策の目標として、「生産性及び取引条件の向上」をあげている。
c 中小企業を「市場における競争を促進する存在」ととらえている。
d 中小企業施策の目標として、「中小企業の従事者の経済的社会的地位の向上」をあげている。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとc
エ bとd
オ cとd
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください)
|
【補足】
(小規模企業への配慮)
第8条 国は、小規模企業者に対して中小企業に関する施策を講ずるに当たつては、経営資源の確保が特に困難であることが多い小規模企業者の事情を踏まえ、小規模企業の経営の発達及び改善に努めるとともに、金融、税制その他の事項について、小規模企業の経営の状況に応じ、必要な考慮を払うものとする。
(基本理念)
第3条 中小企業については、多様な事業の分野において特色ある事業活動を行い、多様な就業の機会を提供し、個人がその能力を発揮しつつ事業を行う機会を提供することにより我が国の経済の基盤を形成しているものであり、特に、多数の中小企業者が創意工夫を生かして経営の向上を図るための事業活動を行うことを通じて、新たな産業を創出し、就業の機会を増大させ、市場における競争を促進し、地域における経済の活性化を促進する等我が国経済の活力の維持及び強化に果たすべき重要な使命を有するものであることにかんがみ、独立した中小企業者の自主的な努力が助長されることを旨とし、その経営の革新及び創業が促進され、その経営基盤が強化され、並びに経済的社会的環境の変化への適応が円滑化されることにより、その多様で活力ある成長発展が図られなければならない。
|
平成17年度
次の文中の空欄A、Bに入る最も適切なものの組み合わせはどれか。
現行の中小企業基本法は、その政策理念として「【 A 】中小企業の【 B 】成長発展」を提示している。
ア A:意欲ある B:自助努力による
イ A:意欲ある B:多様で活力ある
ウ A:独立した B:自助努力による
エ A:独立した B:多様で活力ある
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください)
|
中小企業基本法 第3条 〜基本理念〜(上記)を参考してください。
|
平成17年度
現行の中小企業基本法に規定されている中小企業施策の基本方針として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 経営の革新及び創業の促進
b 経済的社会的環境の変化への適応の円滑化
c 事業活動の機会の適正な確保
d 中小企業の企業規模の適正化
e 中小企業の経営基盤の強化
f 取引条件に関する不利の補正
〔解答群〕
ア aとbとe
イ aとbとf
ウ aとcとd
エ bとcとf
オ cとdとe
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください)
|
【補足】
(基本方針)
第5条 政府は、次に掲げる基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。
1.中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
2.中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
3.経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
4.中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ること。
|
平成17年度
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。
平成11年の臨時国会において、中小企業基本法が36年ぶりに@全面改正された。A改正中小企業基本法において、国は多様で活力ある中小企業の成長発展のために、経営の革新及び創業の促進、経営基盤の強化、B経済的社会的環境の変化への適応の円滑化、の3つを柱とした政策を講ずるものとしている。このような政策が必要とされるのは、中小企業が創意工夫を生かして経営の向上を図るための事業活動を行うことを通じて、我が国経済の活力維持・強化にC重要な役割を果たすことが期待されているからである。
(設問 1)
文中の下線部@に関して、中小企業の定義が改正された。この記述として、正しいものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 卸売業における中小企業の定義は、資本金5千万円以下又は従業員数100人以下に拡大された。
b 従業員数の基準はサービス業のみ引き上げられた。
c 中小企業の定義の拡大にあわせ、小規模企業の定義も変更された。
d 全ての業種において資本金基準が引き上げられた。
〔解答群〕 ア aとc イ aとd ウ bとc エ cとd
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください)
|
(設問 2)
文中の下線部Aの改正中小企業基本法に関する下記のa〜cの記述について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを解答群から選べ。
a 中小企業の社会的・経済的地位の向上を基本理念としている。
b 中小企業政策について基本方針を定めており、個別の具体的な政策を規制することはなされていない。
c 中小企業と大企業との生産性における格差の存在を中小企業問題として認識している。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:誤 イ a:正 b:誤 c:誤
ウ a:誤 b:正 c:正 エ a:誤 b:正 c:誤
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問 3)
文中の下線部Bに関連する中小企業施策として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 中小企業技術革新制度
b 地域プラットホームの整備
c 中小企業体質強化資金助成制度
d 中小企業倒産防止共済制度
〔解答群〕 ア aとb イ aとd ウ bとc エ cとd |
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問 4)
文中の下線部Cに関して、中小企業基本法においては、( A )、就業機会の増大、( B )、( C )を、中小企業が担う役割として期待している。 空欄A、B、Cに入る最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 新たな産業の創出
b 構造改革の促進
c 産業構造の高度化
d 市場における競争の促進
e 地域における経済の活性化
〔解答群〕
ア aとbとc イ aとdとe
ウ bとcとd エ cとdとe |
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
中小企業基本法 第3条 〜基本理念〜(上記)を参考してください。
|
平成13年度 |
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。
昭和38年に制定された中小企業基本法は、中小企業及び中小企業政策を巡る環境変化により、その施策の意義が低下してきたため、平成11年に抜本的に改正された。旧中小企業基本法は二重構造是正の観点から[ A ]を政策理念とし、それを達成するためのニ大政策手段として、中小企業の体質を改善する[ B ]と中小企業の市場環境を改善する[ C ]を推進することにしたが、中心になったのは[ B ]であった。それに対し、改正中小企業基本法は、所得水準上昇などの実体から[ A ]を政策目標とすることの意義は薄れてきたとし、「多様で活力ある中小企業の成長発展」を新たな政策理念とした。そして、これを達成するための3つの基本的施策を掲げ、そのうち[ D ]を最重点施策とし、さらに、競争条件のイコールフッティングの観点から[ E ]に関する思索を、また、【セイフティーネットとして「中小企業の経済的社会的環境の変化への適応の円滑化」に関する施策】を講ずることとした。
(設問1)
文中の空欄Aに最も適切なものはどれか。
ア 中小企業と大企業の格差是正
イ 中小企業の競争促進
ウ 中小企業の保護
エ 独立の中小企業の育成
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問2)
文中の空欄Bに最も適切なものはどれか。
ア 中小企業構造の高度化
イ 中小企業の技術融合化
ウ 中小企業の創業促進
エ 中小企業のソフトな経営資源充実
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問3)
文中の空欄Cに最も適切なものはどれか。
ア 中小企業の経営管理合理化
イ 中小企業の系列化推進
ウ 中小企業の事業活動の不利補正
エ 中小企業のマーケティング支援
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問4)
文中の空欄Dに最も適切なものはどれか。
ア 中小企業の規模適正化
イ 中小企業の業種別近代化
ウ 中小企業の経営革新と創業支援
エ 中小企業の組織化
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問5)
文中の空欄Eに最も適切なものはどれか。
ア 大企業との協調推進
イ 中小企業性業種の規制緩和
ウ 中小企業の経営基盤強化
エ 中小企業の事業分野の確保
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
(設問6)
文中の【 】の施策に当てはまるものはどれか。
ア 産業集積や商業集積の活性化
イ 中小企業の交流・連携促進
ウ 中小企業の事業の再建又は廃止の円滑化
エ 中小企業の経営資源確保
|
(白い背景部分をマウスで反転させてください) |
|