PPM
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
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『PPM』とは |
PPMとは、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(Product Portfolio Management)の略で、ボストン・コンサルティング・グループ(米)が開発した経営資源の最適配分戦略のこと。
各製品・各事業を、市場成長率(産業の魅力度)と相対的市場占有率(自社の競争上の地位、企業の強み)の2軸によって4つの象限に分類し、その収益性、成長性、キャッシュフローなどの点から考慮して企業の資源配分を最適化する判断基準として利用する。
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『PPMのマトリクス」 |
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【花形製品】
綺麗な華には虫が(人も)集まるように、売上げ・利益ともに大きく、資金の流入は大きい。
しかしながら、綺麗な華を咲かせるためには、水や肥料をたっぷりあげる必要があるのと同様、販促活動や製品改良が必要となり、資金の流出も大きい!!
将来、果実(金)が実る可能性もあり、”金のなる木”を目指す!!
資金の流入 ≦ 資金の流出
製品ライフサイクルの成長期に属する製品・事業。
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【金のなる木】
札束の果実が実るかのように、ウハウハの状態。
肥料は、現状維持のための広告宣伝費くらいでOKのため、資金の流出は少なくてすむ。
資金の流入 > 資金の流出
製品ライフサイクルの成熟期に属する製品・事業。
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【問題児】
問題児はまともに働くはずもなく、売上げ、利益ともに大きくないため資金の流入は当然小さい。
そんな問題児を更正させるべく、製品改良や販促活動の投資をするため、資金の流出は大きい。
資金の流入 < 資金の流出
”金のなる木”の余剰資金を活用し、見込みのある”問題児”を”花形製品”へと華咲かせることを目指す!!
製品ライフサイクルの導入期か成長期に属する製品・事業。
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【負け犬】
負け犬に食べさせるドッグフードなどなく、とっとと市場から撤退して資金の流出を防ぐ!!
ときおり、負け犬が吠えたところを、敏腕アントレプレナーの花咲か爺さんが掘ることにより大判小判がざっくざくと”花形製品”や”金のなる木”へと一発逆転が生じることもある。
枯れ木に花を咲かせましょう♪
製品ライフサイクルの衰退期に属する製品・事業。 |