経営段階とリーダーの技能
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リーダーに必要とされるスキルは、大きくわけて以下の3つに分類される。
・ テクニカルスキル
・ ヒューマンスキル
・ コンセプチュアルスキル
これらのスキルは、経営階層によって求めらる重要度が異なっている。
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〜経営段階とリーダーの技能〜
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『テクニカルスキル』とは |
テクニカルスキル(Technical Skill)とは、職場で求めらる技術力や能力であり、通常業務の処理能力のこと。職務を遂行するための専門知識と業務処理能力である。
監督者(一般階層のリーダー)に求められるスキル。
テクニカルスキルがなければ、、、職務を遂行することもできず、職場のリーダーになることは難しいでしょう。まずは、仕事ができるようになる。そうすれば、部下の信頼も得られるようになり、段々と職場を指導、統括していけるようになれるでしょう!!
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『ヒューマンスキル』とは |
ヒューマンスキル(Human Skill)とは、コミュニケーション力、部下の育成力、指導力、調整力、交渉力等の職務を円滑に遂行するための対人関係能力のこと。
このスキルは、どの経営階層のリーダーにも必要とされるものである。
ヒューマンスキルがなければ、、、チームとしての機能を果たせるようなリーダーにはなれないでしょう(超専門的な技術部隊のリーダーにはなれるのかな)。
そもそも人付き合いが嫌いな人って、リーダーになりたいのでしょうかね???
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『コンセプチュアルスキル』とは |
コンセプチュアルスキル(Conceptual Skill)とは、抽象的なことや、ものごと大枠を把握し、具体化する能力、つまり概念化能力のこと。
組織のリーダーとして求められるスキルは、自分の置かれている立場、さらに自分が統括する部門の位置づけを理解し、組織全体の目標達成にむけ、統括部門を指導、統制していく能力である。例として、以下の能力があげられる。
・目標を達成するための計画を立案し、実践可能な行動を企画する戦略立案能力
・的確に環境や状況を判断する状況分析能力
・リスクを分析し、適切な意思決定を行う意思決定能力
経営のトップ層に求められるスキルである。
コンセプチュアルスキルがなければ、、、自分が携わったことのある業務範囲しか判断できないため、部下からの様々な分野に関する多数の報告を把握し、意思決定をくだすことができないでしょう。 物事の本質を見抜ける力、、、欲しいものです。
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