動作経済の原則
(Principle of Motion Economy)
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動作経済の原則とは
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ある作業からムダ、ムリ、ムラを取り除き
最も経済的な動作へと改善を行うための原則です。
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作業者の疲労を少なくするため |
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ムダ・ムリ・ムラを取り除き、
作業の改善を目指す。 |
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その結果、全体の仕事量が増える |
といった流れを導くための経験的な原則
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動作経済の原則は、
3つの側面から構成されます。 |
1.身体使用の原則
・両手は同時に動かし始め、
同時に動かし終えよう!! |
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・ジグザグに動くのではなく、
滑らかな曲線を描くように動く!! |
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・作業はリズムを取りながら!! |
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・視線は頻繁に動かさない |
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2.設備及び配置の原則
・道具は固定した位置に!!
・道具や部品は、作業者の近くに!! |
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・作業者に適切な明るさを!! |
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・道具の取り出しは自然落下を利用する!! |
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3.機械機器、設計の原則
・レバー操作は、作業姿勢を
あまり変えない。 |
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・一つの工具で複数機能を!!
・一つの操作で複数機能を!! |
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・道具の柄は太くする!! |
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動作経済の基本的な内容は、
・動作の数を減らす
・動作を同時に行う
・動作の距離を短くする
・動作を楽にする
を実践することである。
「作業者を楽にさせよう」という観点
と覚えておきましょう。
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平成16年度
次に示す改善方策のうち、「動作経済の原則」に関するものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 部品箱に入っているものを分かりやすく表示した。
b 2枚の紙を片手で2回取っていたが、両手で同時に取るようにした。
c 径の異なる2つのナットを、2種類のレンチで締めていたが、2種類の径に対応できる工具を工夫した。
d プレス機の動作中に手が挟まれないように、センサを取り付けた。
〔解答群〕 ア aとb イ aとd ウ bとc エ bとd オ cとd
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(白い背景部分をマウスで反転させてください)
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